美食工房 台湾小調
案件詳細
当社にて、デザイン設計施工。
商業テナントビル3階に出店した台湾料理店である。オーナーは、この店舗と同じ池袋西口地区に1店舗経営しており、2店舗目の出店である。EVホールに面した出入口の間口は1600mm程しかなく、廊下状の部分を通って客席に至る形状で、入口から中が見通せず、いかに店内に客を引き込むかが設計のポイントとなった。台湾料理専門店であり、オーナーは伝統的な台湾の装飾品を数多く所有しており、それらを生かした設計をすることが求められた。機能的には、客席数は100席を目標とすることと、団体客に対応可能なレイアウトとすることだった。全体のイメージを台湾の伝統的な古民家とし、お客様はそこで行われている宴席に訪れ、楽しく食事をして頂くという設定とした。間口の狭い入口は、斜めに使うことで少しでも広く見せ、通路部分はウェイティングスペースとしても使用し、退屈しないよう壁面にイラスト、伝統的な装飾等を施し演出した。客席内は杉丸太、縦格子でやわらかく間仕切り、竹製のロールスクリーンで閉め切ることでパーティスペースとしても使用可能としている。又、客席数を最大限確保するため、食器の大きさ、トレイの大きさによりサイズを決めたテーブルを計画した。店内には随所に伝統的モチーフの造作、装飾、壁画により台湾古民家の雰囲気を出している。
データ
- 名称:
- 美食工房 台湾小調
- 用途:
- 飲食施設(台湾料理店)
- 構造・規模:
- RC造複合ビル3階/床面積 160㎡
- 敷地面積:
- 工事種別:
- 店舗新装工事
- 施主:
- 有限会社 上味
- 業務内容:
- デザイン・設計・施工(消防設備手続き等含む)